Amazonは米国時間7月28日、自社で設計したフェイスシールドを米国向けのAmazon.comで販売開始したと発表した。
同社は、ドローン配送システム「Prime Air」の機械設計とハードウェアのチームが開発したこのフェイスシールドについて、当初の予定に加えて既に3万個を寄付し、さらに15万個を2020年末までに寄付することも明らかにした。
医療従事者や一般市民の需要に応えるために、このフェイスシールドは現在、Amazon.comで原価で販売されている。66.25ドル(約7000円)の25個パックのみでの販売となっており、同社によると、その価格は最前線で働く人々向けに販売されている他の再利用可能フェイスシールドの約3分の2だという。
Amazonのチームはこのフェイスシールドの開発にあたり、ワシントン州の3Dプリント関連団体が作成したモデルを基にしたデザインを採用した。Prime Airのエンジニアらはこの団体と連携して、医療従事者にとってより快適で再利用可能なフェイスシールドを作成。このフェイスシールドのデザインはその後、米国立衛生研究所(NIH)の承認を受けている。
その設計はオープンソースで公開されているため、3Dプリントまたは射出成形によって、誰でもこのフェイスシールドを作成することができるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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