電子商取引(EC)大手のeBayは米国時間7月21日、クラシファイド広告事業をノルウェーのオンライン小売企業Adevintaに売却すると発表した。Adevintaは対価として現金の支払いと自社株の譲渡を行い、総額は92億ドル(約9800億円)。
eBayは、2015年のPayPal分社化とエンタープライズ事業売却を皮切りに、事業の大幅なスリム化を進めてきた。物言う投資会社のElliott ManagementとStarboard Valueが、チケット売買サイトのStubHubとクラシファイド広告事業の売却を迫ってきたが、これで両方が売り渡されることになった。eBayは2019年11月、StubHubを現金40億5000万ドル(当時のレートで約4400億円)でviagogoに売却することに合意した。
eBayに残る主な事業は中核のオークションおよび通販サイトだが、この事業は長年、Eコマースにおける勢力を弱めている。調査会社のeMarketerによると、Walmartは2020年に、成長の鈍化が長年続くeBayを抜き、米国第2位のオンライン販売業者になる見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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