ファンコミュニティアプリなどを運営するTHECOOは7月20日、ソニー・ミュージックエンタテインメント、i-nest capital、YJ キャピタル、ドラキア・オラシイタ、ダ・ヴィンチ・プロジェクトの5社より、総額7億1000万円の資金調達を実施したことを発表した。
同社は、YouTubeなどのオンラインクリエイターとファンをつなぐコミュニティサービスとしてスタートした、会員制ファンコミュニティアプリ「Fanicon(ファニコン)」を2017年12月から運営。AAAの宇野実彩子さんなどのアーティストや、全日本プロレスなどのスポーツチーム、俳優などにより、現在は1700以上のコミュニティが開設されているという。
また、新型コロナウイルスによって、ライブやイベントの中止を余儀なくされたエンターテインメント業界に向けて、チケット制ライブ配信サービス「Fanistream(ファニストリーム)」の提供を開始。コロナの影響を受けた業界の新たな収入源の創出したいとしている。
今回の調達した資金は、事業拡大のための積極的な採用と人材強化、海外展開を見据えたサービス認知向上のためのマーケティング投資、サービスの機能改善と本格的なライブ配信が可能なスタジオ建設などに利用するという。これにより、ファン・タレント・広告主のそれぞれに価値のあるサービスを提供し、ファンビジネスのエコシステム構築を目指すとしている。
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