タクシー配車の「Mobility Technologies」がランクイン--2020年6月の資金調達・時価総額ランキング

 フォースタートアップスは7月9日、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」において、2020年1月から6月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング」を発表した。

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 それによると、タクシー配車アプリ「JapanTaxi」や「MOV」をはじめとした、タクシー事業者向け配車システムなどのモビリティ関連事業を手掛けるMobility Technologiesが新たに8位にランクインした。

 登記簿情報によると同社は、2020年3〜4月にかけて総額40.5億円の資金調達を実施。4月には、DeNAのタクシー配車アプリであるMOV事業と統合し、社名を変更。6月には同社が展開するJapanTaxiにおいて、車椅子対応の研修などを受けた乗務員が乗務するユニバーサルデザインタクシーを指定注文できる機能を、京都・都タクシーから開始している。

 再生可能エネルギーを中心とした、エネルギーサービスを提供するLooopも、新たにランクイン(13位)した企業のひとつ。同社は6月にENEOS・NECキャピタルソリューションズ・双日・日本グリーン電力開発など6社から総額28億3000万円の資金調達を実施している。この調達と協業を通じて、発電やエネルギーマネジメントに関する同社の専門性に、各企業の新たな知見を集結した新サービスの開発や全国規模の営業の強化を進めていく見込み。

 同じく新たにランクイン(19位)した福島SiC応用技研は、SiC(シリコンカーバイド)半導体を使った高圧電源の開発を手掛けるスタートアップ。同社は、放射線ガン治療装置「BNCTガン治療装置」の開発を行っている。

 カテゴリ別では、5月と同じく金融が6社と最も多いが、環境・エネルギー、医療・介護が3社ずつと先月と比較して変化が見られた。環境・エネルギーでは、資金調達額上位2社のVPP JapanとAPB、新規ランクインのLooopがランクインしている。

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 なお、「オフグリッド電力供給サービス」を展開するVPP Japanは、3月に総額100億円の資金調達を実施し、資金調達ランキングのトップを維持。6月には、店舗に導入された太陽光システムの電力を電源として活用したR-EV充電ステーション「SOLA」をスーパーマーケットヤオコーの店舗に導入するなど、積極的な展開を見せている。

 医療・介護のカテゴリーでは、Ubieとモジュラス、新規ランクインの福島SiC応用技研の3社がランクインした。AI問診サービスを開発するUbieは、6月に総額20億円の大型調達を実施し、15位にランクイン。同月には、非インターネット接続で高セキュアに「AI問診 Ubie」のクラウドサービスが導入できる「閉域VPNプラン」を東日本電信電話、西日本電信電話との共同で提供開始している。

時価総額上位のカテゴリは?

 フォースタートアップスでは、7月1日時点での「国内スタートアップ想定時価総額ランキング」も発表している。同ランキングでは、登記簿に記載された発行済みの顕在株・潜在株を元に算出。子会社やINCJ主導で設立した企業は除外されている。なお、米ドルでの調達の場合は7月1日時点での為替ルートにて算出している。

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 7月の想定時価総額ランキングでは、資金調達額ランキングでも8位にランクインした、タクシー配車アプリ「Japan Taxi」などモビリティ関連事業を展開するMobility Technologiesが8位に新規ランクインした。

 また、想定時価総額ランキング上位企業の累計調達額をみると、2020年上半期の間に資金調達をしている企業が6社ランクインした。

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 カテゴリ別では、環境・エネルギーに続き自動車が4社ずつランクイン。自動車の領域では、今回新規ランクインしたMobility Technologiesを始め、自動運転システムの開発を手掛けるティアフォー、自動車オートローンサービスのGlobal Mobility Service、自律移動ロボットと自動運転ロボカーの開発を行うZMPなどが名を連ねている。

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