nocoは7月14日、社内の業務マニュアルや手順書などを誰でも簡単に作成・共有でき、それらのナレッジのタスク管理までをワンストップで可能にするチームコラボレーションツール「toaster team(トースターチーム)」の正式提供を開始した。料金は、1ユーザーあたり月額0円で利用できる無料プランと、月額800円(1チーム登録11名以上の場合)の有料プランを用意した。
toaster teamは、業務マニュアルや⼿順書の作成経験がなくても、独⾃のテンプレートに記⼊していくだけでナレッジを作成できることが特徴。ブログのようにボタンひとつで社内への公開はもちろん、社外への公開も可能だ。アップロードした画像にテキストや図形を⾃由に追加できる機能を内蔵しているため、別途、グラフィックツールを⽤意して画像の編集作業やデータをインポートする⼿間もかからない。
さらに、「Google ドキュメント」や「Google スプレッドシート」「Googleスライド」「Google フォーム」「Google マップ」「YouTube」など、さまざまなツールで作成したコンテンツをドキュメント内に埋め込んで表⽰できるため、テキストや画像・動画・ファイル・外部コンテンツを分け隔てなく活⽤できるとのこと。
同社では、新型コロナウイルスの感染拡大にともないテレワークが一気に普及した一方で、テレワーク環境でウェブ会議ツールやチャットツールによる業務の説明や指⽰は⼿間と時間がかかるなど、業務に関する情報共有や業務の属⼈化などに課題を感じている企業も少なくないと説明する。
また多くの企業では、従業員への業務内容の共有や新⼊社員、未経験者へのトレーニングを⽬的に、マニュアルや研修資料類を添付ファイルによるメールや印刷物で配布しているが、従業員ごとの理解度や進捗の確認は困難だと指摘。toaster teamのタスク機能を利⽤することで、公開している業務マニュアルや⼿順書をワンクリックでチェックリスト化でき、進捗管理や理解度チェックに活⽤できると説明する。
加えて、メンバーの選択や締切⽇などのスケジュール設定といった詳細なタスク管理ができるほか、従業員ごとのタスク進捗の可視化や、タスク完了までの時間計測が可能。さらに、締切⽇前後にはタスクの完了を促す通知が⾃動送信されるため、管理の⼿間や時間をかけずにタスクマネジメントできるようになるとしている。
同社では、2月27日にtoaster teamのベータ版を公開。これまでに導入社数は700社を突破している。IT・情報通信業、製造業、飲食業、宿泊業、宿泊業、士業など、さまざまな業種で活用されており、従業員数1000人超の東証一部上場企業から個人事業主まで幅広いユーザーに利用されているという。
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