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サムスン傘下ファンド、ゲノミクスにフォーカスした遠隔医療のGenome Medicalに投資

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 桑井章裕 長谷睦 (ガリレオ)2020年07月02日 11時37分
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 Samsung Catalyst Fundは、医療の未来を考える上でカギを握る存在として、ゲノミクスを重視している。世界が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と戦っている状況では、特にそう考えているようだ。Catalyst Fundは米国時間7月1日、サンフランシスコのベイエリアを拠点とする企業Genome Medicalへの投資ラウンドを主導した。両社の発表により明らかになった。

Samsung has made an investment in Genome Medical
提供:Getty Images

 シリーズBエクステンションとして実施されたこの投資で、Genome Medicalは1400万ドル(約15億円)を調達した。同社はゲノミクスを活用した遠隔医療事業のさらなる拡充を目指す。2016年の創業以来、Genome Medicalが調達した資金は総計で6000万ドル(約64億)に達する。Catalyst Fund以外にも、米健康維持機構Kaiser Permanenteのベンチャー投資部門、Canaan Partners、Illumina Ventures、Echo Health Venturesなどが、Genome Medicalに投資している。

 Genome Medicalでは、ゲノミクスと遠隔診療を組み合わせたサービスで、全米各地に住む患者に、より個人に合わせた医療を提供しようとしている。ゲノミクスでは、人それぞれの遺伝子、遺伝子間の相互作用や遺伝子と個人の環境との相互作用についても研究を行い、これらの要素が心臓病やがんなどの疾病の発症や闘病にどのような影響を与えるかを特定しようとする。さらにゲノミクスでは、患者がその人の遺伝子構成に基づいた薬剤にどう反応するかといった研究も行われている。これはファーマコゲノミクスと呼ばれている。

 さらにゲノミクスを活用することで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとするさまざまな感染症を診断、治療する新しい手法を創出する上で役立つと考えられている。同時に、デジタル技術を用いた治療法を実施することで、新型コロナウイルスに感染した患者の治療で大きな負担を強いられている病院や臨床医の負担も軽減される。新型コロナウイルスの感染者は世界で1050万人を突破し、50万人以上が亡くなっている。現時点では、COVID-19の治療法は確立されておらず、感染を防ぐワクチンも完成していない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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