カミナシは6月29日、ノンデスクワーカーの業務を効率化する現場管理アプリ「カミナシ」の正式サービスを開始した。
カミナシは、モバイルアプリを使って現場の業務効率化を実現するサービス。ルーティーンワークや無駄な作業を自動化することを目的としたもの。アプリが監督者に代わり正しい作業手順を徹底させるほか、手書き情報のデータ化、目視チェックや承認、エクセルへの転記や集計、メールでの報告、検索などといった事務作業を自動化する。
作業者が入力した結果に応じて、その後のチェックリストやマニュアルが変化するシナリオ機能を搭載し、アプリが正しい作業をナビゲートする。また、現場で入力されたデータから自動で日報や報告書を作成して、対象者に送付する機能も搭載。作業結果をモニタリングする機能、現場の監査や巡回チェック、改善指摘、結果報告といった一連のカイゼン活動をサポートする機能も持ち合わせている。
正式サービス開始時はタブレットに対応しており、スマートフォンは年内対応予定。利用料金は1ユーザー月額5000円で、初期費用が月額2カ月分。最小契約は10ユーザーから。
同社では、ホワイトカラー向けには多くのSaaSをはじめとしたITツールが普及し、効率化が一気に進んだ一方で、現場で働くノンデスクワーカーは、PCなどの設備がない環境で働いているため、現在でも紙中心の作業となっており、旧来の働き方を強いられている状況があると指摘。「ノンデスクワーカーにおいてもデジタル化による生産性向上は喫緊の課題」とし、IT化によるメリットを享受できていなかった現場で働く人々の働き方をよりスマートにしていくとしている。
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