何年か前、スマートフォンの耐水性とワイヤレス充電は、「あればうれしい」機能だった。必要不可欠というほどではなく、なかなか良いおまけ、くらいに受け止められていた。筆者は今でも特に重要とは考えていないが、これだけ多くのスマートフォンで普及してくると、あって当然の機能になってくる。例えば、iPhone SEがIP67等級の防水性を備えていることを考えれば、この2つを加えることで、Googleがこのスマートフォンの競争力を保てる要因はひとつ増えることになる。
同じように、廉価版スマートフォンに期待するのはまだ早すぎるかもしれないが、オンスクリーンの指紋認証機能も、「あればうれしい」から「標準機能」になろうとしていると思う。数年後に、廉価版の端末で標準機能になっていたとしても、驚くことではない。
GoogleがこれまでPixelシリーズのカメラ性能を誇示してきたことを踏まえれば、何としてでも、トップクラスの背面カメラをPixel 4aに搭載してほしいと期待していることは言うまでもない。だが筆者としてはもうひとつ、意表を突いて、2つ目の前面カメラが復活してくれることも期待している。
フラッグシップである「Pixel 4」にも、前世代機にあたるPixel 3aにもなかった機能を、廉価版のPixel 4aに期待するというのは変かもしれない。だが、そのくらい筆者はPixel 3の前面カメラが気に入っていて、ぜひ復活してほしいと願っているのだ。2018年のPixel 3発表時にGoogleが盛んに前面カメラを売りにしていたとき、筆者は便利だとは思ったが、それほど重視はしなかった。これ以前にLGのスマートフォンに既に搭載されていたせいもある。
だが、最近では、自撮り写真の撮影時に、もっと広角で撮りたいと感じるようになってきた。最初のうちは、自分の後ろの風景を広く写したいという理由だった。だが最近は、友人と屋外で一緒に写真を撮るとき、友人と自分の間を今までより広く空けることが必要になった。ソーシャルディスタンスの影響だ。これは受け入れるしかない。
Pixel 4aのデザインがPixel 4からそれほど変わらないであろうことは、理解できなくもない。だが、Pixelシリーズのデザインは少し古くさくなってきた。そろそろ大きい変化があってもいい頃だ。Pixel 4aはパンチホールカメラを搭載するといううわさもあり、そうなれば、よりモダンな感じになる。だが、それ以上に新鮮なデザイン、新しいカラーだけではない目新しさを期待したい。実際にGoogleのデザインスタイルに大きな変化が訪れるのは、次の「Pixel 5」までお預けという可能性が高いが、それでも、期待はしてみてもいいだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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