Donald Trump米大統領が米国時間6月20日にオクラホマ州タルサで開催した集会には、同氏陣営が事前に予告していたほどの大観衆は集まらなかった。この件に関して、TikTokユーザーとK-POPファンは、欠席する前提で大量のチケットをオンラインで予約することで、実際の参加者を減らす一助となったと表明している。
Trump氏の再選キャンペーンでマネージャーを務めるBrad Parscale氏は15日、この集会のチケットに100万件以上の申し込みがあったとツイートした。だが、会場のBOK Centerを取材した記者らは、実際の参加者が定員1万9000人を下回ったことを写真付きで伝えた。
As others are reporting, looks like attendance here in Tulsa is well below campaign's expectations. Here's the main floor at the arena currently pic.twitter.com/EASfSHL5nN
— Steadman™ (@AsteadWesley) June 20, 2020
Trump氏の公式Twitterアカウントが11日、集会のチケットを申し込むよう支持者に呼びかけるツイートを投稿した。その後、K-POPファンの複数アカウントがフォロワーに向けて、集会の参加登録のみ行い実際には欠席するよう奨励した。TikTokの動画でも同様の呼びかけが行われ、数十万回再生されたものもあるとCNNが16日に報じた。
20日、Parscale氏は「過激な抗議者」が参加を「妨害した」とツイートし、Twitterユーザーらは(参加者を減らす)取り組みが政治的勝利を収めたと宣言した。
Alexandria Ocasio-Cortez下院議員(民主党、ニューヨーク州選出)はParscale氏のツイートに対し、「あなた方はTikTokを使う10代の子らに騙されたのだ」と返信した。
Actually you just got ROCKED by teens on TikTok who flooded the Trump campaign w/ fake ticket reservations & tricked you into believing a million people wanted your white supremacist open mic enough to pack an arena during COVID
— Alexandria Ocasio-Cortez (@AOC) June 21, 2020
Shout out to Zoomers. Y’all make me so proud. ☺️ https://t.co/jGrp5bSZ9T
Parscale氏は、「左翼とネット荒らし」による行動が集会の来場者数に影響を与えたとの見方を否定した。
「集会への参加登録は携帯電話番号で確認しており、偽の番号は常に除外している。Tulsaでの集会でも数万件を除外し、有効な参加者数を集計した。こうした虚偽のチケット申し込みは計算に入れていない」(Parscale氏)
K-POPのファンは幅広いオンラインネットワークを構成していることで知られており、以前にも「Black Lives Matter」運動の最中に発生した人種差別的なハッシュタグを妨害するのにその存在感を発揮したことがある。
TikTokはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果