プラススタイルは6月11日、コーヒー豆と水をセットすると、「豆を挽く」「湯を沸かす」「蒸らし」「ドリップ」というステップでコーヒーを抽出する「スマート全自動コーヒーメーカー」を発表した。スマートシーリングライトや人感センサーなどを組み合わせることで、起床と同時、寝室のドアを開けたらなど、行動がトリガーになり、自動でコーヒーが作れる。
同日から、オンラインショップ「+Style本店」などで予約を受け付けており、販売開始は6月25日。通常価格は1万3800円になるが、6月25日までは「コーヒーメーカー試して予約キャンペーン」として定価から3820円オフになる9980円で提供する。
プラススタイルでは、2018年10月にオリジナルスマート家電の販売を開始。現在、スマートLED電球やスマートWi-Fiプラグ、スマートセンサー(人感)など16商品をラインアップしている。
スマホアプリを用意し、操作は声やセンサーを使う「おまかせ家電」を推進。プラススタイル 取締役社長の近藤正充氏は「新型コロナ感染拡大の影響を受け、働き方は変わった。プラススタイルでも2月末から現在まで全社員が完全在宅勤務になっており『意外と自宅でも仕事ができる』というのが率直な感想。在宅時間が増える中で生まれた『おうち時間』をスマートにしたいと考えており、これを実現するのがおまかせ家電」と位置づける。
スマート全自動コーヒーメーカーは、プラススタイル初となるキッチン家電。「おまかせ家電はリビング、トイレ、玄関など、家のあらゆる場所におけるものを展開してきたが、入れていなかった領域がキッチン。毎日使い、同じタイミングで動き出すと便利なものとして、コーヒーメーカーはおまかせ家電と相性がいい」と近藤氏は説明する。
アプリ「+Style」により自由なタイミングで挽きたてコーヒーを用意でき、必要な作業は、コーヒー豆と水のセットのみ。アプリ機能「スマートモード」では、曜日・時間を指定してコーヒーメーカーをONにできる「タイマー」をはじめ、「お天気」「GPS」「+Styleデバイス」「スマートスピーカー」という5種類の連携で、コーヒーを提供する。
内蔵ミルによる豆の挽き具合は、杯数に応じた中挽き6段階を用意。「少量のお湯を少しずつ馴染ませる」蒸らし作業など、各工程にもこだわり、蒸らし・ドリップ時間を変えることで、コーヒー濃度を「濃」「淡」の2段階設定で、調整が可能だ。フィルターにはステンレスを採用し、水タンクとミル付き容器は取り外しての丸洗いに対応する。
すでに販売しているスマート家電では、アプリダウンロード率96.7%、1ユーザーあたりの平均デバイス登録数1.5台を達成しており、おまかせ家電として活用されていることが実証済み。「単体でもおまかせ家電として機能するほか、複数のデバイスを組み合わせての使用も可能。コーヒーメーカーもスマートLEDシーリングライトと組み合わせて、ライトが起床をアシストし、ライトの点灯を感知して淹れたてコーヒーが楽しめたり、スマートセンサーと連携し、寝室を出るとコーヒーメーカーが作動するといった使い方ができる」(近藤氏)と、意識することなくコーヒーを淹れる環境が整う。
プラススタイルでは、スマート全自動コーヒーメーカーとスマートLEDシーリングライト、スマートセンサー(ドア・窓)、スマートマルチリモコンを組み合わせた「スマートホームはじめてセット」を3タイプ用意。最大6000円オフになるキャンペーンも展開する。
サイズは高さ280mm×幅160mm×奥行き321mmで、重量約2.6kg。水タンク容量は750mlで、最大6カップが抽出可能だ。
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