SensorTowerは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の反動によって健康志向が高まり、健康管理やフィットネス用のアプリをダウンロードする人が増えている、との調査結果を発表した。それによると、2020年第2四半期はまだ1カ月ほど残っているにもかかわらず、アプリダウンロード回数が約6億5600万回となり、前年同期比が過去最高の47%増だそうだ。
これまでに増加率がもっとも高かったのは、2018年第2四半期の前年同期比29.2%増。このときのダウンロード回数は、4億1770万回だった。ちなみに、2019年第2四半期の成長率は同6.8%にとどまり、ダウンロード回数は4億4600万回だった。
ダウンロード数が増えた理由として、SensorTowerはCOVID-19パンデミックにともなう外出自粛や都市封鎖(ロックダウン)で自宅から離れられなくなった人が、ライフスタイルやエクササイズについて考え直したからだという。同様の変化は、世界スマートウォッチ市場でもみられた。
2020年第2四半期における健康管理&フィットネス用アプリの売上高は、これまでのところ3億2850万ドル(約359億6090万円)で前年同期比13%増。この成長率は、同47%増の2019年第2四半期、同76%増の2018年第2四半期に比べ控えめだが、残る6月の1カ月間で売上高をさらに伸ばす可能性があるとした。
2020年に入ってからダウンロード回数と売上高を特に大きく増やしたフィットネス用アプリは「Strava」。5月のダウンロード回数は340万回で、1月に比べ179.2%増、4月に比べ9.8%増。売上高は640万ドル(約7億61万円)で、1月に比べ166%増、4月に比べ98.7%増。
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