カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡が承認したトンネル建設計画に向けて、Teslaの12人乗り電動バンが開発中だとThe Mercury Newsが報じた。この情報は、Elon Musk氏のトンネル掘削会社The Boring Companyが新たな高速トンネルを建設する提案を推進するために、同郡の交通局が採決にかけた計画の一部として明らかになった。
計画されているトンネルは、サンバーナーディーノ郡の都市ランチョクカモンガとオンタリオ国際空港を結び、時速127マイル(約204km)で走行する電気自動車(EV)が乗客を運ぶという。当初の提案では特別仕様のTesla車とされていたが、サンバーナーディーノ郡政執行官のCurt Hagman氏は採決後、報道陣に対し、The Boring CompanyとTeslaが大型バンを共同開発していると語った。このバンは荷物の運搬にも対応する大きさだという。
12人乗りの大型車とは、以前話題になったこともある、Teslaの「Model 3」を改良したThe Boring Companyの車両のことかもしれないが、バンと説明されているところを見ると、それとは異なる車両を示唆しているようにも思える。The Boring CompanyとTeslaはいずれもコメントの依頼にすぐには応じなかった。
The Boring Companyはすでに、ラスベガス・コンベンション・センターと新たに拡張されるWest Hallエリアを結ぶトンネルの開通に向けて積極的に取り組んでいる。同社は2018年にも、シカゴのオヘア国際空港と市街地を結ぶ高速交通サービスを構築する契約を獲得している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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