Microsoftは、発売が迫る次世代ゲーム機「Xbox Series X」で、「Xbox」ゲームの旧作もHDR(ハイダイナミックレンジ)技術を使って表現されることを明らかにした。Xboxチームでプログラム管理のディレクターを務めるJason Ronald氏は、「Xbox Wire」ブログに新たに投稿した記事の中で、Xbox Series Xの数世代に及ぶ後方互換計画について概要を示した。また、一部のゲームでは元のフレームレートが2倍になるほか、新旧の作品ともに直ちにゲームを再開できる「Quick Resume」機能に対応するとした。
「Xbox One」では2015年以来、500以上の「Xbox 360」向けゲームを後方互換リストに加えてきた。Ronald氏によると、2020年末に発売予定のXbox Series Xでは、過去4世代のXbox向けに提供された数千種類のゲームをプレイできるようになるという。
単なるソフトウェアエミュレーションではなく、後方互換のゲームがXbox Series Xのハードウェア上でネイティブに動作する。これはつまり、新たなCPUとGPUに加え、高速なNVMe SSDストレージによって、これらの旧作タイトルを発売当時より快適に操作できるようになるということだ。そのため、読み込み時間が短縮し、フレームレートが高速化する可能性がある(たとえば、30fpsのゲームが60fpsに、あるいは60fpsのゲームが120fpsになる)。現行の「Xbox One X」ではすでに一部旧作ゲームの解像度を4Kにアップできるほか、異方性フィルタリングによって画質を改善できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス