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デジタル化された芸術作品と本物、脳の反応は違うのか - (page 2)

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2020年05月31日 07時30分
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 研究チームによると、「脳波の調査結果は、美的体験は作品のデジタル化によって損なわれないことを示している。ARの場合は、オリジナルの芸術作品を鑑賞するよりも、デジタル化したコピーの方が脳の動きが活性化される」。つまり、場合によってはデジタル体験は感情的なインパクトを強化することさえあるということだ。

 研究結果の概要と完全なレポートはこちらにある。

 この研究は、ARとVRが、美術館やギャラリーで実物の芸術作品を鑑賞するのと同等の、没入的で神経学的に刺激的な経験を提供できるという主張に沿うものだ。この調査結果は、例えばARやVRの技術が対面での交流に匹敵する代替手段を提供できるかというような、これらの技術に関する他の疑問に大きな影響を与える可能性がある。だが、それらの疑問はこの研究の目的を超えている。

 Cuseumはこの調査結果と合わせて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下で役立つAR体験サービスを発表した。有名な芸術作品を美術館から人々の自宅にバーチャルに運び込むというものだ。

 「新型コロナウイルス感染症のパンデミックで世界中の美術館が閉館する中、芸術と文化を体験するための代替手段を構築する必要性はかつてなく高まっている。この前例のない状況下で、われわれは世界中の人々が芸術作品に触れ、喜びとインスピレーションを得るのを支援している。自宅の居間でくつろぎながらお気に入りの作品を鑑賞することを想像してみてほしい。それを実現することにわくわくする」(Ciecko氏)

 人々は、好きなように現実の世界を歩き回りたいと思っていることだろう。新型コロナウイルス感染症対策で外出を自粛するまで美術館やギャラリーに行く習慣があった人にとって、これらの場所は神聖な場所のはずだ。同時に、芸術が静かな空間の壁を越えるのは喜ばしい。こんな時期にこそ、ささやかなインスピレーションを得たいものだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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