レノボ・ジャパンは5月26日、ThinkPadシリーズの最新ラインアップ16モデルとワイヤレスキーボード「ThinkPad トラックポイント キーボード II」を発表した。
働き方改革の広がりに加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、急速にテレワークのニーズが高まっており、また、テレワークで勤務を行う際にもオフィスと変わらない生産性を実現することが求められている。
同社では、2015年より本格的にテレワークを実施しており、自社で培ってきた知見を生かし、テレワーク用途に必要な機能を「ThinkPad」シリーズの最新モデルに凝縮。今回、「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X1 Yoga」「ThinkPad X13シリーズ」「ThinkPad Tシリーズ」「ThinkPad Lシリーズ」「ThinkPad Eシリーズ」の16モデルを刷新した。
なお、全モデル共通の機能として、第6世代のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応し、さらにオンライン会議の通話の受信・終了がワンタッチで行えるファンクションキーを配置している。
また、USB Type-Cによる外付けディスプレイとの接続をサポートしており、ケーブル1本で外部出力・充電が可能。Type-Cだけでなく、HDMIからの出力にも対応し、自宅やコワーキングスペースなどにあるディスプレイと接続して、オフィスと変わらない生産性を実現できる。オプションのLTEモデルでは、最新の高速規格である「LTE CAT.16」にも対応している(X1、X13シリーズ、Tシリーズのインテル版のみ)。
ThinkPad Lシリーズは、充実した機能と高いコストパフォーマンスを備えた、法人ユーザー向けのメインストリームノートPC。
ThinkPad L490の後継機となる「ThinkPad L14 Gen 1」とThinkPad L590の後継機となる「ThinkPad L15 Gen 1」の2モデルをラインアップし、どちらのモデルもCPUを最新の第10世代インテル Coreプロセッサー、AMD Ryzenから選択可能。
14型のThinkPad L14 Gen 1は、豊富な接続ポートを持つコンセプトを継承し、在宅ワークで外付けディスプレイや周辺機器に接続しての利用に最適だという。その一方で、薄さ20.4mm〜、本体重量も約1.61kg〜と従来よりも大きく可搬性が向上。オフィスや在宅での据え置きをメインとしながらも、持ち歩きのケースが考えられるユーザー向けだという。
15.6型のThinkPad L15 Gen 1は、テンキーを搭載。その他、周辺機器の一括接続が可能なメカニカルドックをサポートする。
ThinkPad L14 Gen 1(Intel)は、5月29日発売。販売価格は、12万50000円(税別)〜。
ThinkPad L14 Gen 1(AMD)は、6月5日発売。販売価格は、11万9000円(税別)〜。
ThinkPad L15 Gen 1(Intel)は、5月29日発売。販売価格は、11万3000円(税別)〜。
ThinkPad L15 Gen 1(AMD)は、6月5日発売。販売価格は、11万9000円(税別)〜。
14型薄型軽量フラッグシップノートとなる「ThinkPad X1 Carbon Gen 8」は、薄さ14.95mm、重量約1.09kg〜と、スリムで軽量なボディに高パフォーマンスを凝縮した「ThinkPad X1 Carbon」の第8世代モデル。
CPUには、第10世代インテル Coreプロセッサーを搭載。ディスプレイは4K(3840×2160)からFHD(1920×1080)まで選択でき、4K HDRモデルはカーボン柄の天板が選択可能。
また、360度の集音マイクとDolby Atmosスピーカーシステムに準拠した高品質なスピーカーをそれぞれ4つ備え、オンライン会議利用にも最適だという。
その他、のぞき見を防止するThinkPad Privacy Guard搭載モデル(発売は後日)も選択可能。長時間バッテリー、急速充電機能を備え、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」にも対応する。
ThinkPad X1 Carbon Gen 8は、5月29日発売。販売価格は、23万3000円(税別)〜。
回転型マルチモードPC「ThinkPad X1 Yoga Gen 5」は、プレミアム感のあるアルミ削り出し筐体を採用した14型回転型マルチモード2-in-1ノートPC。360度の集音マイクをディスプレイ縁部に4つ備え、スピーカーはDolby Atmosスピーカーシステムに準拠したオンライン会議に最適な設計を採用している。
CPUには、最新の第10世代インテル Coreプロセッサーを搭載。タッチ対応14型ディスプレイは4K(3,840×2,160)からFHD(1,920×1,080)まで選択でき、ThinkPad Privacy Guard搭載モデル(発売は後日)も選択可能。
また、本体に格納できるアクティブペン「ThinkPad Pen Pro」を同梱。最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」に対応し十分な通信速度を確保している。
ThinkPad X1 Yoga Gen 5は、5月29日発売。販売価格は、26万5000円(税別)〜。
ThinkPad X13シリーズは、コンパクトボディに13.3型狭額縁ディスプレイを搭載したモバイルノートPC。「ThinkPad X13 Gen 1」は、ラップトップタイプでCPUは最新の第10世代インテル Coreプロセッサー、AMD Ryzen PROから選択可能。薄さ約16.5mm、最軽量構成で約1.18kg(AMDモデルは薄さ約16.5mm、重量約1.28kg〜)を実現し、持ち運びやすさを追求したモデルとなっている。
回転型マルチモード2-in-1の「ThinkPad X13 Yoga」も薄さ15.95mm、最軽量構成で約1.29kgと携帯性に優れ、薄型設計ながら本体にアクティブペンが収納可能。
開閉式カメラカバー「ThinkShutter」を標準搭載するほか、のぞき見を検知して自動的にThinkPad Privacy Guardを有効にするThinkPad Privacy Alert機能の搭載モデルも選択できる。
ThinkPad X13 Gen 1(Intel)は、5月29日発売。販売価格は、17万5000円(税別)〜。
ThinkPad X13 Gen 1(AMD)は、6月5日発売。販売価格は、16万2000円(税別)〜。
ThinkPad X13 Yoga Gen 1は、5月29日発売。販売価格は、19万2000円(税別)〜。
ThinkPad Tシリーズでは、ThinkPad T490sの後継機「ThinkPad T14s Gen 1」、ThinkPad T490の後継機「ThinkPad T14 Gen 1」、ThinkPad T590の後継機「ThinkPad T15 Gen 1」をラインアップする(AMDモデルはThinkPad T495s、ThinkPad T495の後継)。
CPUには、最新の第10世代インテル Coreプロセッサーを搭載。「ThinkPad T14s」と「ThinkPad T14」では、AMD Ryzen PRO搭載モデルも選択可能。
「ThinkPad T14s Gen 1」は、14型ディスプレイを搭載しながら重量約1.24kgの軽量設計。LTEモジュールも搭載できる。インテル Coreプロセッサーを搭載した「ThinkPad T14 Gen 1」と「ThinkPad T15 Gen 1」は、NVIDIA GeForce MX330グラフィックスが選択でき、最大48GBまでメモリの拡張が可能(AMDモデルはRadeon Vega グラフィックスを搭載。メモリは32GBまで拡張可能)。高精細4Kからタッチ対応まで、各種ディスプレイをラインナップする。
ThinkPad T14s Gen 1(Intel)は、5月29日発売。販売価格は、18万円(税別)〜。
ThinkPad T14s Gen 1(AMD)は、6月5日発売。販売価格は、17万2000円(税別)〜。
ThinkPad T14 Gen 1(Intel)は、5月29日発売。販売価格は、16万円(税別)〜。
ThinkPad T14 Gen 1(AMD)は、6月5日発売。販売価格は、14万9000円(税別)〜。
ThinkPad T15 Gen 1は、5月29日発売。販売価格は、19万1000円(税別)〜。
第2世代となるThinkPad Eシリーズは、CPUにAMD Ryzenを搭載。また、セキュリティ性とオンライン会議時の利便性を両立した物理的なカメラカバー「ThinkShutter」を採用した。指紋認証機能搭載モデルは、電源ボタン上にリーダーを統合し、スピーディーなサインインが可能。
14型の「ThinkPad E14 Gen 2」は、重量1.69kg〜で持ち運びやすく、15.6型の「ThinkPad E15 Gen 2」は、テンキーを備え、数字入力作業がスムーズに行える。RJ-45を標準搭載し、ネットワークへの有線接続にも便利。USB Type-Cドックに対応し、周辺機器の接続・取り外しを容易に行える。
ThinkPad E14 Gen 2は、6月12日発売。販売価格は、11万1000円(税別)〜。
ThinkPad E15 Gen 2は、6月12日発売。販売価格は、11万1000円(税別)〜。
Bluetooth 5.0と2.4GHzワイヤレス USBレシーバーによるデュアルワイヤレス接続に対応したThinkPad トラックポイント キーボード IIは、「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」の後継モデル。打鍵感覚やキー配列など、ThinkPadのキーボードを踏襲。キーストロークは約1.8mm、キーピッチは約19.05mm、シザー・リフト・キー・メカニズムを採用し、ThinkPad同様のタイピング感覚を実現している。
Android OS(8.0以上)にも対応し、スマートフォンやタブレット用のキーボードとしても利用できる。また、点字入力をサポートする6点入力機能も実装した。
バッテリー駆動時間は、満充電で約2カ月間。15分の充電で約1週間の利用が可能。発売は5月26日。販売価格は、1万4500円(税別)。
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