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素直にモニターと机、椅子を用意するべき--テレワーク環境「涙の試行錯誤」の結果 - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2020年05月23日 08時00分
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デスクとオフィスチェアを購入

 在宅勤務向けのデスクや椅子については昨今の需要増により、手ごろのものは品薄状態で入荷も時間がかかる状態だったが、部屋の片付けを行ってスペース作りを進めつつ、ショップのサイトなどを見ては入荷の動向などもチェックはしていた。そうしたなかで、4月末あたりに一部ショップで入荷するのを見て、購入を決めた。

 高さのあるデスクと椅子にするか、それとも高さが低いロータイプのデスクと座椅子にするかは、迷ったところでもある。在宅勤務に入った直後であれば、ロータイプを選択していた気もするが、ここまでの作業を通じて、床に座る形だと腰に負担がかかりやすいことや、きちんと机と椅子に座ったほうが、作業に向き合う気分になれると思えたため、部屋の切迫感はあっても、高さのある机と椅子を選択した。

 デスクの天板サイズは幅70cm×奥行60cmで、シンプルな作業台と言えるもの。もちろん横幅は広ければ広いほどいいのだが、現状では設置スペースが窓の前にしかなかったため、片側分の幅を上限にした。そして、奥行も悩みどころだった。外付けのディスプレイとキーボードがあれば45cmタイプでも十分であり、そのほうがスペースもコンパクトになるのだが、横幅がそこまでないことや、会社ではディスプレイの手前にノートPCを置くという設置環境で慣れていたことなどを考え、60cmタイプを選択した。

ディスプレイとノートPCを横に並べることもできるのだが、前後に置いて作業することに慣れていたのでこの形に。ディスプレイはモニター台を置いて高さを上げている
ディスプレイとノートPCを横に並べることもできるのだが、前後に置いて作業することに慣れていたのでこの形に。ディスプレイはモニター台を置いて高さを上げている

 このとき、事前にデスクのサイズ感を把握するためにメジャーを活用。水平器付きのものだったのだが、設置場所の足場がカーペット敷きとそうでない場所があり、高さをあわせて水平を保つのに、これが思いのほか役立ったのは付記しておきたい。また、代替するスマホアプリもあるので、それを活用するのも手だ。

100円ショップなどで販売されている、水平器付きメジャー
100円ショップなどで販売されている、水平器付きメジャー

 椅子についても悩みどころだった。よく見かけるアドバイスは、価格と品質は比例するのと、妥協をせずできるだけいいものを購入する……というもの。とはいえお財布にも限度もある。そんななかで、背もたれがメッシュタイプかつ肘掛けが付いたオフィスチェアがアウトレットとして安価に出ていたものもあり、それを購入することにした。

背もたれがメッシュタイプのオフィスチェア。ゲーミングチェアと迷ったところもあるが、価格もさることながら作業用と割り切った
背もたれがメッシュタイプのオフィスチェア。ゲーミングチェアと迷ったところもあるが、価格もさることながら作業用と割り切った

 当初はあくまで作業するときだけ椅子に座るものと考え、またデスクの幅も狭いことから肘掛けは無しでもいいと考えていたが、実際に作業をしてみると、キーボードやマウスが手前にあるため、肘掛けがあってよかったと思えるようになっていた。また肘掛けが跳ね上げられるタイプのものであったため、机に収めやすいというのもありがたいところだった。

キーボードやマウスの操作も、肘掛けがあることでずいぶん楽になった
キーボードやマウスの操作も、肘掛けがあることでずいぶん楽になった
肘掛けが跳ね上げられるタイプだったのは、アウトレット品だったため意図したものではなかったが、作業後のスペースをコンパクトにできるのはありがたかった
肘掛けが跳ね上げられるタイプだったのは、アウトレット品だったため意図したものではなかったが、作業後のスペースをコンパクトにできるのはありがたかった

迷うならその場しのぎではなく、環境を整えたほうが楽

 これまでその日その日の作業環境を試行錯誤しながら構築して進めていたが、それはそれで、細かいところで時間がかかるもの。また腰への負担も気になっていた。ところが、実際にデスクとオフィスチェアを設置すると、それらの課題が一気に解決した。椅子に座れば仕事をしようというスイッチが入り、すぐに作業が始められることは、モチベーションの向上や時間節減にもつながる。もちろん、腰への負担も気にならなくなるぐらいに軽くなった。

 また少し余談っぽくなるが、これまで小さなテーブルのみだったので、コップなどを床に置きにくいことから、作業中に飲み物をあまり飲まなかったのだが、今は机にコップが置けるということで、こまめに水分補給をするようになったのもひとつの変化。特に5月中旬は初夏を思わせる気温だった日もあり、暑かったときにはとても助かった。

 4月末の段階でもある程度長期化が予想されたことで作業環境の構築に踏み切ったが、仮に早期のフル出勤に戻ったとしても後悔がないというぐらいに快適になった。また、ロータイプではないデスクと椅子を設置することで、部屋に切迫感が出てきてしまうことも懸念はあったが、仕事をするときは椅子に座り、それ以外では座らないと決めれば切り分けもでき、メリハリある生活が送れるようになったとも感じている。

 これまでは、なにかにつけて社内の自分の席に座って作業したいと思う気持ちが強かったのだが、それは会社の作業環境が整っていたこと、それゆえに自宅の作業環境はあまり整ってなかったことがある。自宅の環境が一定整ったことで、その気持ちも多少なりとも変化があるのは事実だ。通勤時間がなく電車内の混雑など無縁であること、荒天でも外出しなくていいというのは大きなメリットだ。一方で、より整った作業環境や仕事に集中しやすい雰囲気、社内スタッフとの直接話しやすいコミュニケーション環境、在宅作業で増加する光熱費の懸念解消、通勤そのものが運動につながることなど、会社に行くことや職場での作業にもメリットはあるように思う。今回の在宅勤務は、それぞれの利点を改めて実感するいい機会になったと感じている。

 記事の掲載時点においては、新型コロナウイルスの感染拡大も落ち着きを見せつつあるが、長期化を視野に入れて在宅でのテレワークの取り組むことを検討している企業も少なくない。品薄だった在宅勤務向けのデスクや椅子についても入荷がされはじめている。状況によってはこのタイミングであっても環境を整えることを考えてみるのもいいだろう。

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