マイナンバー関連システムの開発・運用を担う地方公共団体情報システム機構(略称:J-LIS)は、マイナンバーカードに関連する手続きが集中することで、システムの処理が遅延し、一部の市区町村の窓口業務に混雑が生じていると発表している。
国民1人あたりに10万円を給付する「特別定額給付金」のオンライン申請の関係で、電子証明書発行や暗証番号ロック解除・再設定の手続きのために、役所に訪れる人が増えていることが原因だという。
特別定額給付金のオンライン申請については、手続きの際にマイナンバーカードの「署名用電子証明書」のパスワードを5回連続で間違えるとロックがかかり、解除するには役所に行く必要がある。また、引越しをした人は、役所でマイナンバーカードの住所変更をする際に、一緒に署名用電子証明書を更新しないと失効してしまう。これも再発行してもらうためには、役所に行く必要がある。
J-LISでは、これらのマイナンバー関連の手続きのために市区町村の窓口を訪れる場合は、できるだけ午前中などの混雑時間帯を避け、比較的空いている夕方や土日に手続きをするように求めている。
また、窓口での手続きについて予約制を取っている市区町村や、ウェブサイトで混雑状況を公表している市区町村もあるため、事前にそれらのウェブサイトを確認してほしいとしている。
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