シャープは5月11日、BS、CS4Kチューナーを2基内蔵した4Kテレビ「CQ1/CN1/CL1」を発表した。CQ1シリーズはシャープ初となる4K有機ELテレビになる。
発表したのは、「4K有機EL」のCQ1、「液晶テレビAQUOS 4K」のCN1、CL1の3シリーズ11モデル。40~70V型までをそろえ、いずれも、8Kの映像技術を応用した新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載する。発売は5月23日から順次。
CQ1シリーズは、65V型の「4T-C65CQ1」と55V型の「4T-C55CQ1」の2モデルをラインアップ。有機ELパネルの輝度性能を引き出す独自の制御技術「Sparkling Drive(スパークリングドライブ)」を搭載し、パネルの特性に合わせ、画素ごとに輝度を制御。白飛びを抑え、忠実な色表現を実現する。
43~70V型まで5サイズを展開するCN1シリーズは、低反射の「N-Blackパネル」を備え、外光や照明の映り込みを抑制し、大画面でも見やすい4Kテレビを実現。動きに速い映像に強い「倍速液晶技術」と合わせ、高画質再生を実現する。
CL1シリーズは40~55V型までの4モデルを用意する。低反射パネルと消費電力を抑え、明るさをアップする「リッチブライトネス」により、色鮮やかな映像を再現する。
高画質エンジンMedalist S1は、解像度や映像フォーマットを判別して高精細化する「4K Master アップコンバートプロ」により、地上デジタル放送やネット動画もアップコンバートして高画質に再現。CQ1には、リアルな色を表現する技術「リッチカラーテクノロジープロ」を備え、10億色以上の色表示が可能としている。
4T-C70CN1には、独自の傾斜構造を取り入れた音声総合出力35W、2.1ch 5スピーカー「WIDE-AREA SOUND SYSTEM」、そのほかのモデルには音を画面前方に導くリフレクター構造とスピーカーネットのない独自設計の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」を採用。CQ1のみ、薄型のミッドレンジスピーカーBOXを加え、2.1ch 7スピーカーと音声総合出力65Wによる高音質化を実現している。
5月下旬から提供を開始する予定の無料アプリ「COCORO HOME VIEWER」に対応し、スマートフォンアプリ「COCORO HOME」と連携したシャープ製AIoT対応家電の情報をテレビで確認することが可能。洗濯機の運転状況や料理の出来上がり時間などの情報に加え、子供部屋の温度などがテレビの大画面で一度に確認できる。
Android TV対応で、付属のリモコンにマイクに話しかけると番組の音声検索が可能。Google アシスタント機能も搭載し、対応家電の操作にも対応する。本体には左右計30度に調整ができる「回転式スタンド」を装備。リモコンにCOCORO VIDEO、Netflix、Prime Video、YouTubeのダイレクトボタンも設ける。
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