Facebookは米国時間5月6日、同社のサービスで最も困難な課題の1つであるコンテンツモデレーションの判断を検証する監督委員会のメンバー20人を発表した。この実験的な取り組みは、Facebookのサイトで何を許容し、何を削除するかという基準を変える可能性がある。
監督委員会のメンバーは、世界各国の大学教授、法律家、元判事、ジャーナリスト、デジタル権の推進者などで構成され、デンマークの元首相やノーベル平和賞受賞者も含まれている。委員会は表現の自由を守っていくとFacebookは説明している。
Facebookは世界で26億人の月間アクティブユーザーを抱える。監督委員会が優先的に審査するのは、大勢の人に影響を与える問題、広く議論を呼ぶ問題、個人の安全や平等を脅かすような問題だとしている。委員会はいずれ、ポリシーについてFacebookに提言できるようになるという。
最高経営責任者(CEO)で共同創業者のMark Zuckerberg氏は、2018年に監督委員会を立ち上げる計画を明らかにした。
委員会のメンバーには、ジャーナリストで人権活動家、アラブ人女性初のノーベル平和賞受賞者のTawakkol Karman氏、The Guardianの元編集長Alan Rusbridger氏、元イスラエル司法省長官Emi Palmor氏、台湾の国立政治大学(NCCU)のコミュニケーション学教授Katherine Chen氏などが含まれる。
コロンビア大学ロースクール教授のJamal Greene氏、コロンビアのロス・アンデス大学ロースクール学部長で米州機構の米州人権委員会で表現の自由に関する特別調査委員を務めていたCatalina Botero-Marino氏もメンバーとなっている。今後委員会は40人に拡大される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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