logo

VRで触覚を伝えるワイヤー式デバイス、カーネギーメロン大学が開発

Amanda Kooser (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年05月01日 12時51分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米カーネギーメロン大学の研究チームは仮想現実(VR)を、仮想の要素を少し抑えて、はるかに物理的なものにしたいと考えている。それを実現するのが、固体を指先で感じられるようにするデバイスだ。

Wireality
提供:Carnegie Mellon University

 「Wireality」は肩に載せる触覚システムで、収納されているワイヤーを手や指に取りつけ、VR体験中にフィードバックを提供する。装着者が「触れて」いる仮想オブジェクトの形状に合わせ、手や指を引っ張って動きを止めることで触覚が得られる仕組みだ。動画では、デバイスの動きが紹介されている。

 リードエンジニアのCathy Fang氏はプロジェクトのウェブサイトで、「われわれのシステムは、非垂直面や平面、曲面に触れたり、手すりや柱を手のひらでつかんだり、凹凸のある物体に触れたりするような、複雑な形状との触感による相互作用(tangible interaction)が可能になる」と述べている。

 Wirealityは、すでに研究が進められている概念に基づいて開発されている。それは、ワイヤーを使って触覚フィードバックを生み出すという考え方だ。この考えを利用したこれまでの試みでは、モーターを使ってワイヤーを制御していた。Fang氏は米国時間4月28日のプレスリリースで、「モーターの欠点は、多くの電力を消費することだ。重いということもある」と述べた。

 Fang氏が考案したワイヤー式デバイスは、(IDカードが常に装着者の方に戻ってくるような)ばね式のリトラクター(引き込み具合を調整する機構)とラチェット機構を組み合わせている。「ラッチをかけるのに必要な電力はほんのわずかで済むため、このシステムはエネルギー効率が高く、バッテリー電源で動かせる」と、カーネギーメロン大学は述べている。

 Wirealityは軽量で、比較的安価に生産できる。研究チームによると、量産バージョンは50ドル(約5400円)以下になる見込みだという。

 研究成果はAssociation for Computing Machineryのデジタルライブラリーで公開されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]