英語学習に関する悩みは尽きない。「何年も勉強しているのに、英語ができるようにならない」「自分の勉強方法で、英語が身につくのかよく分からない」など。そのような人たちの救世主になり得るのが本書だ。本書では、The Japan Times Alphaの編集長である著者が、自身の経験を元に、英語学習法について実直に教えてくれる。
「なぜ英語ができるようにならないのか」「楽して英語を身につける方法があるのではないか」など、まずは英語学習に関する誤解を解くところから始まる。英語学習のゴール(目的)をはっきりさせてから、目的を達成するために必要な学習を積み重ねていく。要はそれだけなのだが、そこに近道があるわけではない。また、その道のりも決して楽ではない。だが、地道に必要なことを続けていった先にしか、求めている到達点はない。それをはっきりと言い切った上で、「本当に身につく学び方」を丁寧に説明してくれる。
いわゆる4技能のスピーキング力、リーディング力、リスニング力、ライティング力以前に必要な、理解力を上げる方法やインプットの増やし方についても言及されているほか、文法をきちんと勉強することの大切さや、ボキャブラリーを増やすことがいかに重要かといったことまで、きちんと説明されているので、絶対に英語力を身につけたいを切実に思っている人は必読だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」