キヤノンの米国法人は4月29日、同社製カメラをウェブカムとして利用できるようにするツール「EOS Webcam Utility Beta Software」を配布すると発表した。
ANNOUNCEMENT: New #Canon U.S.A., Inc. Software Solution Allows Select EOS Interchangeable Lens Cameras to Function as High-Quality USB Webcam
— Canon USA Corp. (@CanonUSA) April 28, 2020
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基本的にビデオ会議などはPC内蔵のウェブカムを使うケースが多いが、画質が低い場合がほとんど。このツールにより、フルサイズ・APS-Cセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ「EOSシリーズ」と、コンパクトデジタルカメラ「PowerShotシリーズ」を、Zoomなどのビデオ会議サービスや、ライブ配信用のカメラとして使えるようになる。
対応OSは、現時点ではWindowsのみ。専用サイトから該当するモデルを選択し、ツール一覧画面から「EOS Webcam Utility Beta」をインストール。USBケーブルでカメラとPCを接続すると、ウェブカメラとして機能するようになる。あとは、カメラを使いたいサービスの設定画面から、使用するカメラとして設定すればOKとなる。
なお、Canon USAは、このツールの米国外での使用はサポートしないとしている。下記に対象モデルをリストアップしているが、同じカメラでも日米で名称が異なるモデルも存在するため、日本でもリストにあるすべてのカメラで動作するかは今のところ不明だ。
キヤノン以外のカメラでも、HDMI出力などを使うことでデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラをウェブカムとして利用する方法は存在する。これについては後日、解説記事を掲載予定だ。
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