ソフトバンクの子会社で位置情報を活用したビッグデータ事業を手掛けるAgoopは4月28日、全国49カ所の主要な駅や観光地などでの人の流れを解析した「新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析」の無償公開エリアを100カ所へ順次拡大すると発表した。
同社では、全国の地方自治体や報道機関などでの新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の効果検証に向けたデータの活用を目的として、4月7日より「新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析」を公開。全国主要エリアにおける日次人流変化解析を日次で更新して掲載してきた。
今回、緊急事態宣言の全国への拡大を受け、無償公開エリアを100カ所へ順次拡大を決定(全国2万カ所の解析準備が完了)。無償公開エリアについては、要望などを含め、同社内で調査・検討を行い、順次追加するという。
なお、「新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析」は、同社が保有するメッシュ型流動人口データを集計。前日までの主要な駅や観光地などのエリアにおける1時間ごとの人流推移を表したグラフとなり、2020年1月1日から公開前日までの人の流れの変化を把握可能。
また、従来のシステム導入など、操作が難しいツールを使用する必要はなく、簡単に、すぐに人流変化の推移グラフをPDFファイルで閲覧できるとしている。
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