ソフトバンクの子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を手がけるAgoop(アグープ)は2月7日、ウオーキングアプリ「WalkCoin(アルコイン)」の提供を開始した。対応機種はiOS11以上を搭載するiPhoneで、Android版は3月以降に予定している。
歩くとコインがたまり、ためたコインに応じて賞品が当たる抽選に参加できるというもの。また、1日の行動履歴を記録する日記機能が付いており、歩いた道のりを振り返ることもできる。なお、歩数はApple Watchとは連動しない。WalkCoinをインストールしたiPhoneを持ち歩くことでカウントされるしくみだ。
WalkCoinで付与される歩数コインは、1日6000歩以上で1マイ(枚)。さらに、1週間(月~日曜日)の累計が1万歩以上で1マイ、2万歩以上で2マイ、3万歩以上で3マイのウイークリーボーナスが付与される。すべての目標を達成すると、1週間で最大10マイの歩数コインがもえらえることになる。
ほか、アプリのインストールで10マイ、友達を招待し、友だちがアプリを利用すると双方に25マイのコインが付与される。
賞品の第1弾はAmazonギフト券だ。歩数コインが10マイに達すると、抽選に挑戦できる。10枚で1回引ける「歩数くじ(抽選)」と30枚で1回ひける「確定くじ」があり、歩数くじは抽選により1万円、1000円、300円、100円、50円のいずれかが付与される。確定くじは、500円または50円が付与される。
Agoop 技術本部 ビッグデータ開発部 部長の桜本拓也氏は、「“歩くこと”を価値にしたいと思った。これで、少しでも『歩いてもいいな』と思ってもらえたら」と説明した。
行動履歴を記録する機能はGPSを使用するため、バッテリの減りが気になるところだ。Agoopはラーメンチェッカーといったアプリ通信ログからパケット接続率調査を解析し、ソフトバンクの電波改善に役立ててきたノウハウを持つため、「このWalkCoinでも2%程度。バッテリの消耗にはこだわっている」(桜本氏)と自信を見せた。
今後は、位置情報を利用したクーポンの配信など、“歩く”を価値にするさまざまな賞品やクーポンを順次追加するとしている。
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