トリニティは4月27日、販売価格が単価39円の通称「原価マスク」を販売すると発表した。ウェブサイトから購入できる。1箱50枚入り(個包装)で2176円(税込み・送料別)。1枚あたり39円(税込43円)になる。1回の注文で1人4箱(200枚)まで、購入後7日間は再購入できない。倉庫入荷は、5月11日を予定している。
転売を防ぐため、製品のパッケージに原価構造のイラストと販売価格を印刷。「元の販売価格が書いてあれば、転売する人はそれよりも高く売るのは難しくなるのではと考えている」と説明する。
送料は1箱495円、2箱以上は一律506円。北海道、本州、四国、九州を除くエリア(離島)は上記にプラス2035円がかかる。ただし、マスク以外のトリニティ製品を5000円以上購入すると送料が無料になる。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にともないマスクの需要が高まっている中、誰もが安価に購入できることを目的としたもの。
トリニティーは、スマートフォンケースなどの周辺機器やデジタル家電などを扱っている企業だ。
同社は中国に製造委託をしてスマートフォン関連製品を作っており、その工場のいくつかがマスクを製造しているという。今回、携帯電話を製造している会社がクリーンルームを活かしてマスクを製造していることから、このマスクを原価で販売するに至ったという。
通常、海外で製品を製造して日本に輸入し、オンラインストアで販売する場合、製品原価には少なくないコストがかかるが、あくまで製品原価のみで販売するとしており、「我々には利益は一切ない」と説明している。
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