GAテクノロジーズのグループ会社であるリノシークロスは4月23日、新型コロナウイルス感染拡大防止として、不動産業界のテレワークを推進する、不動産業者間のコミュニケーションオンラインツール「2秒でブッカク!」の提供を開始した。
2秒でブッカク!は、売買物件の確認、内覧調整、購入申し込みなど、不動産業者間のやり取りをオンライン上で完結できるSaaS型のシステム。これまで電話で行ってきた作業をシステム化し、「マイソク」と呼ばれる対象物件の不動産広告内にあるQRコードを読み込むことで、募集状況をオンラインで確認できる。
売主側の仲介会社は、CSVファイルで管理している物件情報を、2秒でブッカク!にアップロードするだけで登録が可能。マイソク用QRコードも1クリックで作成可能だ。
リノシークロスによると、従来の物件確認は、多くの買主側の仲介会社からの問い合わせ電話に対し、その都度業務を中断して同じ内容を返答しており、物件確認、広告掲載許諾で、1媒介に約400分を要していたという。さらに、固定電話やFAXへの問い合わせ対応にオフィスでの業務が必要なため、テレワークへの移行か困難であった。
2秒でブッカク!は、これらの作業をオンライン化し、物件確認、内覧申請、購入申し込みまでを効率化することで、1物件にかかる作業時間を最大90%削減することが可能になるとともに、固定電話やFAXに頼ることなく、テレワークへの移行が実現するとしている。
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