新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策にあわせて、長期化する在宅期間を豊かに過ごすことを目的として、電子書籍を無償配信するサービスがある。コミックやライトノベルなどのエンタメコンテンツから、休校が続く子どもに向けた児童書や学習コンテンツなどさまざまだ。ここではそのような無料配信を行っている電子書籍をピックアップして紹介する。
KDDIが運営する電子書籍ストア「ブックパス」では、読み放題プラン「ブックパス読み放題プラン(総合コース/マガジンコース)」の月額情報料を、4月30日まで無料としている。実用書や、コミック・雑誌などの電子書籍を読むことができるサービスとなっている。
集英社が運営している総合電子書店「ゼブラック」では、「ONE PIECE」(61巻分)や「BLEACH」(1~48巻分&55巻)、「NARUTO」(27巻分)など6作品を5月6日まで無料公開している。
#うちで過ごそう#ゼブラック で無料公開中の
— ゼブラック (@zebrack_comic) April 9, 2020
以下6作品を5/6まで無料公開延長
『ONE PIECE』61巻分無料
『BLEACH』1~48巻分&55巻無料
『NARUTO』27巻分無料
『BORUTO』4巻分無料
『ハイキュー!!』28巻分無料
『Dr.STONE』3巻分無料
アプリはこちらhttps://t.co/qHSKVHEZyc pic.twitter.com/UtUE6K1oAK
KADOKAWAでは、まずライトノベルのレコメンドサイト「キミラノ」を通じて、ライトノベルや新文芸作品を70冊以上を5月11日まで無料公開。11レーベル(MF文庫J、角川スニーカー文庫、電撃文庫、ドラゴンノベルス、ノベルゼロ、ファミ通文庫、ファンタジア文庫、カドカワBOOKS、電撃の新文芸、角川ビーンズ文庫、ビーズログ文庫)から人気作を対象としている。
また、児童書サイト「ヨメルバ」を通じて、角川つばさ文庫の30タイトルを、4月30日まで無料公開。宗田理氏の「ぼくらの修学旅行」や、上橋菜穂子氏の「鹿の王 1」などがラインアップされている。そして電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」を通じて、KADOKAWA刊行の学習参考書88冊も、4月30日まで無料公開している。
小学館では、学習まんが「小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史」(全24巻)電子版を無料公開。当初4月12日までとしていたが、期間を延長している。
JTBグループのJTBパブリッシングが発行している、旅行情報誌「るるぶ情報版」の国内・海外版約200点の電子書籍を、4月26日までの期間限定で無料公開。自宅での“エア旅行”を楽しんでほしいとしている。
詩集・児童書を展開している銀の鈴社は、電子書籍サイト「コンテン堂」モール内の「銀の鈴社 電子ブックストア」にて、谷川俊太郎氏や井上靖氏、内田麟太郎氏をはじめとする作品の電子書籍コンテンツを500冊分、5月10日まで無料公開。あわせて、学校におけるオンライン授業での利用について、期間中の無償利用を推奨するという。
誠文堂新光社は、小中学生向けの科学雑誌「子供の科学」のバックナンバー1年分を5月6日まで無料公開。特集「ミクロの世界の脅威をあばくウイルスの正体」を掲載した2016年12月号や、姉妹誌である月刊誌「天文ガイド」2020年1月号も、あわせて無料公開している。
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