コラビットは4月10日、同社が運営するAIによる不動産価格推定サービス「HowMa(ハウマ)」が推定した、新型コロナウイルス感染拡大が全国のマンション、戸建の売出価格に与える影響と、HowMa登録物件の下落予想価格の表示を発表した。
HowMaマイぺージにて、当該物件の売出価格に新型コロナウイルス感染拡大の影響度合いを加味したシミュレーションの確認が可能だ。影響を大・中・小で想定し、価格を表示している。
売出価格下落予測のポイントとして、不動産市場においては、売り出しから価格の見直しまで一般的に3カ月を要し、新型コロナウイルス感染拡大影響後の推定値は、現在の4月上旬から3カ月以降を目安に算出した。
また、2008年のリーマンショックの際は「家賃と比較して購入したほうがお得である」という水準で、賃貸から購入に転ずる人がいたため、マンションの価格は下げ止まった経緯があり、リーマンショックの不況下であっても、賃料の変化は限定的だったことから、今回も同様に賃料水準は大幅に下がらないと仮定して、売出価格の下落を予測している。
さらに、賃料と比較して、売出価格が高い水準にある地域ほど下落率は大きくなると分析。地域や築年数などの影響を加味したHowMa独自の分析結果を、AI推定値に反映させている。
HowMaは全国の戸建、マンション、土地のAI査定を行うサービスとして、2015年8月に運用を開始。必要事項を入力するとオンラインで査定額を確認できる。
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