Comscoreは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策で取られている在宅勤務や外出禁止といった措置の影響により、米国では昼間にテレビを見る家庭が増えている、との調査結果を発表した。
米国である時刻にテレビを見ている世帯の割合を調べたところ、2019年3月18日から24日の週に比べ、2020年3月16日から22日の週は全体的に高くなっていた。たとえば、6時の割合は2019年が18%、2020年が20%で、2ポイント、率にして1割弱の上昇だった。そして、時刻が進むほど2019年と2020年の差は広がり、昼間テレビを見ている人の増加が浮き彫りになった。
各正時のデータでなく、1時間単位で集計したデータをみると、7時から8時と8時から9時という時間帯の増加が目立つ。これについてComscoreは、在宅勤務と学校休業で通勤/通学ラッシュの時間帯も自宅にとどまる人が増えた影響と分析した。
なお、この結果は、ニューヨーク、ダラス、アトランタ、ミネアポリス、サクラメント、インディアナポリスという大都市のデータを集計して得たものだが、ほかの地域にも当てはまるとしている。
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