新型コロナウイルス関連

シャープ製マスク出荷開始--クリーンルームで製造、まずは政府調達用

 シャープは3月31日の早朝、三重県多気郡多気町の三重(多気)工場で、生産を開始したマスクの出荷を開始した。

出荷されるシャープ製マスク
出荷されるシャープ製マスク

 シャープでは、日本政府の要請に応じて2月28日にマスクの生産を決定。3月24日に生産を開始した。不織布マスクで、1日で15万枚の生産ができ、1日50万枚まで生産量を引き上げる計画だ。

 シャープ 代表取締役会長兼社長の戴正呉氏は「新型コロナウイルス対策の一環として、三重工場(多気)のクリーンルームを活用し、マスクの生産を開始することを決定した。今後も、日本企業として、政府との連携をより密にし、日本社会の安心、安全に貢献していきたい」とコメントしている。

 当初は政府への納入を優先しており、今回の出荷分も政府調達向けとのこと。販売価格は検討中だが、今後は「SHARP COCORO LIFE」のECサイトでも販売していく予定としている。

トラックに積み込まれる様子
トラックに積み込まれる様子

 マスクについては、ソフトバンクグループ代表の孫正義氏がマスクを100万枚寄付することを発表したほか、Appleが200万枚の産業用マスクを、新型コロナウイルスの感染が拡大している地域の医療従事者に寄付することを発表。ファーストリテイリングも中国の取引先工場の協力のもと、医療用マスクを中心にマスクを1000万枚規模で調達し、日本をはじめとする各国で優先度の高い医療機関等向けに寄贈することを明らかにしている。

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