Kaizen PlatofrmとNTTアド、企業のDX支援に特化した新会社「DX Catalyst」設立

 Kaizen Platformとエヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)は4月1日、NTTグループ内外のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援強化を目的として、UXを軸としたとしたDXプランニング・DXコンサルティングに特化した新会社「DX Catalyst」を設立したと発表した。

 また、NTTアドは、協創ビジネスの拡大を目的として、Kaizen Platformの既存株主であるNTTドコモ・ベンチャーズからの譲受により、株式を追加取得(持分比率は4.2%から7.3%へ)。両社間における資本・業務提携を強化する。ドコモ・ベンチャーズでは、Kaizen PlatformとNTTグループとの協業可能性を見据えて2016年1月に出資していた。

 Kaizen PlatformとNTTアドは、2019年1月に業務・資本提携を締結。共同でNTTグループのウェブサイトにおける商品・サービス紹介の動画コンテンツ制作、各種パンフレットや顧客説明ツールなど既存コンテンツのデジタル化といった、動画を中心としたマーケティングソリューションの提供に取り組んでいる。

 今回の資本提携強化と合弁会社設立を通じて、ユーザーの関心や趣向に合わせてパーソナライズされたコンテンツの提供や動画を通じた顧客体験の創出など、5Gに最適化されたUXの提供を軸としたDX支援を強化し、事業成長への貢献を目指す。

 Kaizen Platformは、企業の事業に合わせた最適なDXを支援するクラウドプラットフォーム「Kaizen Platform」と、動画クリエイティブの改善から顧客体験の改善までをサポートする5G時代の新しい動画クリエイティブプラットフォーム「Kaizen Ad」を提供。5Gの実用化で、企業におけるDXの加速を見据え、DX支援事業を立ち上げた。それらの事業を通じて得られたノウハウを元に、DX人材やリテラシー不足の課題に向けた事業展開を行っている。

 NTTアドにおいては、2020年1月にNTTグループ各社などとの共同出資で、eスポーツ分野における新会社「NTT e-Sports」を設立している。また、4月に原宿でオープン予定の商業施設「WITH HARAJUKU」(ウィズ原宿)内において、サイネージや街アプリと連携した新たなショールーミングスペースを開設。動画コンテンツやモバイルアプリ、デジタルサイネージなどを活用した街づくり×ICTマーケティングの具現化・ビジネス創出に向けた取り組みを強化している。

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