米運送大手United Parcel Service of America(UPS)傘下のUPS Flight Forward(UPSFF)と、ドイツのドローン開発企業Wingcopterは、宅配用ドローンを共同開発すると発表した(UPS、Wingcopter)。
開発は、Wingcopterの垂直離着陸可能な固定翼機をベースに進める。マルチコプター飛行モード時の速度は時速0kmから50km、固定翼飛行モード時の速度は時速47kmから150km。最大6kgの荷物を運搬可能。航続距離は、空荷だと120km、6kg搭載時は45km。平均風速15mの風のなかでも飛行できる。全長は132cm、翼幅は178cm。
マルチコプターよりも高速に長距離飛行するため、ドローン宅配できる商品の種類が増え、宅配可能エリアが広がるという。
現在UPSFFは処方薬や医療サンプルの輸送にマルチコプターを使っているが、Wingcopter製ドローンの導入により、UPSFFは対象市場をヘルスケアや小売業界だけでなく、ハイテクや工業、エンターテインメントといった分野へ拡大できると見込む。
Wingcopter製ドローンの紹介ビデオ(出典:Wingcopter/YouTube)
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