Microsoftが、現在進行中の「世界的な状況」を考慮し、「Microsoft Edge」の「Stable」チャネルへのアップデートを一時的に停止すると発表している。
新たなバージョンの「Microsoft Edge」がリリースされる際には通常、セキュリティのレビューや、OSおよび社内のウェブアプリケーションに悪影響が及ばないことを確認する互換性テストが必要になる(もっともこれは、どのようなソフトウェアがアップデートされた際でも同じだろう)。
新型コロナウイルスの感染拡大によって数多くのシステム管理者は、在宅勤務をする従業員のためにセキュリティ対策を実施したり、この厳しい時期に家族を守るために忙殺されているはずだ。
Microsoftは、Edgeの新たなバージョンをこの時期にリリースすることで、システム管理者や、その他のIT担当者にさらなる負荷をかけるようなことは望んでいないようだ。
Googleも先週、「Chrome」のアップデートを一時停止すると発表した。Microsoftは、「Chromium」プロジェクトの状況に沿って、今回の変更を決めたとしている。
Microsoftによると、セキュリティアップデートは引き続きリリースする一方、「Edge 81」のStableバージョンのリリースは延期するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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