上記4機種はいずれも他キャリアで発表済みだが、サプライズだったのが「OPPO Find X2 Pro OPG01」と「ZTE a1 ZTG01」、シャオミの「Mi 10 Lite 5G XIG01」の、中国メーカー製の3モデルだろう。いずれも発売は7月以降と少し先で、価格は未定。だが、KDDIの高橋誠社長が発表会の中で「この3モデルはお求めやすい価格になる」と明言していただけに、他機種に比べると手頃な価格設定が期待できそうだ。
中でも注目はauの独占販売となる、「OPPO Find X2 Pro」。特徴は約6.7インチQHD+の高精細かつ120Hz対応の有機ELディスプレイと、ハイブリッド10倍、デジタル60倍までのペリスコープ構造の望遠を含む、トリプルカメラだ。望遠は約1300万画素、超広角とメインはそれぞれ約4800万画素、インカメラも約3200万画素と申し分ない。
チップセットはQualcomm Snapdragon 865 5Gで、外部メモリーに非対応である代わりにRAM12GB、ROM512GBとたっぷりのメモリーを搭載。バッテリーは4260mAhで防水、防じん対応だが、FeliCaには未対応となっている。2色のカラーのうちオレンジは、背面に合成レザーを採用するなどデザインにも特色があり、人気を集めそうだ。
5G対応スマートフォンの多くがチップセットにQualcomm Snapdragon 865 5Gを搭載しているのに対し、「ZTE a1」はミドルレンジ向けとなるQualcomm Snapdragon 765G 5Gを採用。約6.5インチFHD+のディスプレイを搭載し、約4800万画素を筆頭に約800万画素の広角、200万画素のマクロとToFのクアッドカメラを備えている。
インカメラも約3200万画素と高画質で、4000mAhのバッテリーにRAM6GB、ROM128GBのメモリーを搭載するなどスペックは十分。タッチ&トライの会場ではモックアップのみの展示だったため、実際に試すことはできなかったが、必要十分な機能を備えつつ、5Gスマートフォンの中では比較的手に取りやすい価格設定となりそうだ。
なお「Mi 10 Lite 5G」については詳細が未発表で、タッチ&トライの会場にもモックアップさえ置かれていなかった。
タッチ&トライ会場ではこのほか、同日KDDIと提携することが発表されたSHOWROOMのスマホ向けの縦型動画配信サービス「smash.」や、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のVRコンテンツ、教育アプリの「AR飛び出る絵本(仮称)」など、「auスマートパスプレミアム5G」向けに提供されるコンテンツのデモも体験することができた。
smash.とシルク・ドゥ・ソレイユは4月、AR飛び出る絵本(仮称)は夏以降の提供予定で、いずれも5Gネットワークを活用することで、よりストレスなく楽しめるコンテンツとなっている。
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