米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、Amazonがより多くの医療用品や生活必需品を顧客に届けるための同社の取り組みの一環として、米国における非必需品の配送を大幅に遅らせていることを米国時間3月23日に認めた。同社ウェブサイトで販売されている商品の中には、配送時期が1カ月先となっているものもある。
Amazonは先週、同社倉庫に配送される商品として必需品を優先し、そうした商品をより迅速に補充および出荷できるようにすると述べていた。この場合の必需品には、粉ミルク、医療用品、生活必需品、除菌用品などが含まれる。いっぽうで、それ以外のすべての商品は、新規出荷が一時的に停止されている。
この最新対策は、Amazonの物流経路の混雑緩和につながるはずだ。多くの米国民が、ウイルスの拡散を防止するために自宅待機を求められており、同社は現在そうした人々からの需要の急激な高まりへの対応に追われている。
「顧客にサービスを提供するとともに、当社関係者の安全性確保を支援するために、物流、輸送、サプライチェーン、購買、サードパーティー販売業者のプロセスに変更を加え、顧客にとって優先度の高い商品の補充と配送を優先している」と、Amazonの広報担当者は23日に述べた。「これにより、一部の商品の配送予定日は通常よりも遅くなっている」(Amazon広報担当者)
Amazonのこの最新の動きについてはRecodeが先に報じていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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