タイヤメーカーのGoodyearは、新世代タイヤのコンセプトデザインとして、すり減ったトレッドの溝(グルーブ)を自動的に修復するタイヤ「Goodyear reCharge」を発表した。
reChargeは、ホイール中央に装着するカプセルから生分解性のある材質(コンパウンド)をトレッドへ供給することで、グルーブを復活させてトレッドパターンを自己修復できる。これにより、溝の浅くなったタイヤを交換する作業が発生しなくなる。
このreChargeのトレッドを保持する部分は、現行タイヤのような空気圧で支える必要がない。そのため、軽量化が可能で、偏平率を高くできる。そして、空気圧を管理する手間がかからないうえパンクの心配がない、メンテナンス性に優れたホイールが実現可能という。
さらに、走行条件に応じてコンパウンドを変えることも可能で、季節や路面状況などに最適なコンパウンドを選べるようになる。たとえば、冬に備えて雪道用スタッドレスタイヤへ交換するのではなく、あらかじめ低温用コンパウンドカプセルを装着しておく、といった対応も考えられる。
Goodyear reChargeの紹介ビデオ(出典:Goodyear/YouTube)
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