リスト子会社、不動産売却時の報告書作成にRPAを導入

 リストの子会社であるリストインターナショナルリアルティ(LIR)は2月28日、不動産売却における査定結果報告書作成業務にRPAソリューション「ロボオペレータ」をLIR広尾支店に導入したと発表した。

ロボオペレータ機能図
ロボオペレータ機能図

 LIR広尾支店は、高級不動産を中心とした不動産売却事業が強み。住み替えを検討するユーザー増にともない、不動産売却の査定依頼も増え、ひと月あたり平均50件の査定依頼があるという。

 その際、4~5つのウェブサイトにアクセスして資料を取得する必要があり、所要時間は1件あたり約15分。全て終えるのには12~13時間ほどかかっていたという。ロボオペレータの導入により、ウェブサイトにログインし、必要情報を取得。資料のダウンロードと結合の作業を設定し、査定結果報告書の作成までの業務をRPAが代行することで、作業の自動化を実現する。

 ロボオペレータは業務担当者向けのRPAソリューションで、業務をそのままロボットに覚えさせることで、業務を効率化できる。業務担当者が基本作業を覚えるだけで作業ができ、IT専門家が設定する必要はないとしている。

 LIRでは、今後は全支店にロボオペレータを導入し、売買契約前にウェブ上で行うインフラ整備状況や用途地域等に関する調査や、保険更新の申込書作成などの業務を順次RPA化する予定だ。

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