Kyashは2月25、同社が運営するウォレットアプリ「Kyash」において、「Kyash Card」の申し込み受け付けを開始すると発表した。年会費は無料だが、カード発行手数料として別途900円が発生するほか、本人確認書類が必要となる。
同社では、送金を受け取ったり、クレジットカードなどからチャージしたKyash内の残高を利用できるよう、実店舗などで利用できる「リアルカード」というプリペイドカードを発行している。今回受付を開始したKyash Cardでは、これまで磁気ストライプだったリアルカードと異なり、ICとVisaタッチ決済に対応。さらに、カード番号や名義は裏面に記載されており、利便性とセキュリティに配慮した。カラーは、ネイビー、シルバー、ピンクの3色だ。
Kyash Cardでは、これまでのリアルカードと同様、利用額の1%をキャッシュバックとして受け取ることができるほか、1回あたりの決済上限が30万円(これまでは5万円)、月あたりでは100万円(同12万円)まで拡張された。月あたりのキャッシュバック上限は12万円と変わらないものの、5万円以上の支払いでも決済できるようになったのはユーザーにとって朗報だろう。
さらに、利用限度額は任意に設定できるほか、オンライン決済や海外実店舗決済でのオン・オフをアプリ上から設定可能。決済すると、Kyashに通知され、利用明細がリアルタイムで更新される。アプリでは、紛失時のカードロック機能や送金、割り勘が利用できるほか、複数のクレジットカードをチャージ元として設定できるため、複数のカードを1枚のカードで使い分けることも可能だ。
なお、磁気ストライプタイプのリアルカードは、「Kyash Card Lite」として存続する。1回あたりの決済上限は5万円、月あたりの決済上限は12万円などリアルカードと変わらないが、ポイント還元率が4月1日より0.5%に引き下げられる。さらに、年会費は無料なものの発行手数料として300円が必要となる。
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