電通、気象データから季節の造形を生み出す「サイバー和菓子」--六本木で提供

 電通は2月17日、同社の社内横断フードテック・プロジェクトにおいて、未来の食体験の発信と新たな食産業の創出を目指すクリエイティブ集団「OPEN MEALS」の超未来型レストラン構想に向けた取り組みとして、気象データをもとに成形した実食できる「サイバー和菓子」をプロデュースしたと発表した。


 OPEN MEALSは、フード・テクノロジー・アートの接点をリサーチし、企業や大学などとの産業や領域を超えた共創を通じて、未来の食体験の発信と新たな食産業の創出を目指すクリエイティブ集団。これまでにも、2018年の「食」データ化転送計画「寿司テレポーテーション」や2019年の超未来型レストラン構想「寿司シンギュラリティ」を手掛けている。

 なお、サイバー和菓子は、六本木ヒルズのレストラン「THE MOON」がMedia Ambition Tokyo(都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショーなどが集結するテクノロジーアートの祭典)の一環として、一日4部制(12:00、13:30、15:00、16:30)かつ、完全予約制で限定個数を2月29日から3月29日までの1カ月間提供する。受付は2月20日以降に電話予約を開始し、まずは、3月10日までの予約を受け付ける。


 またメニューは、「高気圧」と「低気圧」(いずれも税別3000円、抹茶と最中付き)の2つが用意される。

 サイバー和菓子は、気象データをもとに独自アルゴリズムを開発し、3Dプリンターで成形した和菓子となる。気候変動や都市生活により、かつてのように四季を感じられなくなる今、風速・気圧・気温などに応じて形や色が変わる和菓子を通じて、当日の東京の「空」を見て、食べて、楽しむことができるという。


 同社によると、サイバー和菓子で得た3Dプリンターの成形技術を検証し、将来的には寿司シンギュラリティへの応用に生かしていくとともに、今後もさまざまなパートナーと新しい技術を確立し、構想全体を実現していく予定だという。

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