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eスポーツを「家庭の食卓」の話題にしたい--NTT西日本が誇るeスポーツ伝道師 - (page 2)

藤井涼 (編集部) 日沼諭史2020年02月27日 08時00分
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eスポーツが「家庭の食卓」で話題に上るようにしたい

——電車で左右を見渡すと男女、年齢関係なくスマホでゲームをしている。そういう風景が当たり前にはなってきています。

 30代に限って言うと、スマートフォンのゲームは女性が楽しんでいる率の方が高いというデータも一部であるくらい。ゲームって男性がプレーしているイメージがあるけれど、男性は自分が強いとか、自分が珍しいものを持っている、みたいなステータスを競う。女性はどちらかというとコミュニケーションのためにやっているんですね。

 今の一般的なeスポーツも、チャンピオンシップを競うギラギラした戦いだと女性は敬遠しちゃうんですけど、もうちょっと楽しくなる方向、みんなが仲良くなるためのeスポーツにすると女性の参加も増えるかなと思っていて、どちらかというと我々はそちら側を目指しています。

 統計によると、日本人の半数以上が何らかのゲームをプレーしているっていうデータがあって、こんなにゲームをやっている国って他にないそうなんです。だから、草の根的にeスポーツを始めれば日本だとめちゃくちゃeスポーツ人口が増えると思いますよ。大会を開くとしても、賞金をつけるんじゃなくて、最高得点を出した30代部門として表彰するとか、一番観客を沸かせたプレーをした人に栄誉を与えるとか、そういうことをしていった方がいいと思います。

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 そんな風に万人にeスポーツを普通に楽しんでもらおうとしたとき、ゲーム会社よりもNTTの方が広域に展開できると思うんですよね。たまたま誘われてNTT西日本に入社したわけですけど、今はNTTでeスポーツをやった方がめちゃくちゃいいなと思っていますね。NTTでやらなきゃ駄目だとも思います。

 インフラ企業として、インターネット回線を持っているのは大きい。誰でもいつでも、機会損失することなく、eスポーツができる環境を作れる力がNTTにはあると、考えれば考えるほどそう思うようになりましたね。

——中島さんご自身の今後の展望や目標を教えてください。

 私が大事にしている極めて個人的なビジョンなんですけど、それはeスポーツが家族の食卓の話題に上るようにすること。

 お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんと食事しているときに、おじいちゃんが子どもに向かって「来週eスポーツの大会だろう? 応援に行くからな。実はおじいちゃんも出るんだけどな」みたいな、「えっ、おじいちゃんも!」みたいな(笑)。こういう世界が日常の食卓の会話に上ることがビジョンなんです。

 そのためにはeスポーツをもっと一般に広めていかないといけないし、身近なものでないといけない。家族みんなでeスポーツを楽しんで、親子で参加しちゃうとか、それで家族や地域が繋がって、地域の運動会の競技種目にeスポーツが入るとか。遠足の日に雨が降ってしまったら、学校でeスポーツ大会にするとか。eスポーツが普通に生活の一部になっていることが、自分の中で最大のビジョンですね。そのためにやれることを今やりたい、と思って地道な活動をしているわけです。

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