KDDIは2月17日、サムスンの縦型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip」を、2月28日に発売すると発表した。価格は、税別16万3054円(税込17万9360円)で、2月18日より予約を開始する。
Galaxy Z Flipは、2019年10月に発売した「Galaxy Fold」の次となる折りたたみスマートフォンで、曲げられる有機ELパネル「Infinity Flex Display」を搭載し、縦に折りたたむことができるのが特徴。本体を開けば約6.7インチの大型スクリーンが現れ、2つのアプリを上下同時に起動して作業できるマルチタスク機能を搭載する。ディスプレイの素材も極薄のガラス素材にすることで、Galaxy Foldで見られた折り目が目立たなくなっているという。ダイナミックAMOLEDを採用し、HDR10+をサポートすることで、色調表現などを高めている。
ヒンジは開閉角度を自由に決めることができるため、画面を半分まで折りたたんで机の上などに置くことができる。そのため、三脚なしでカメラのタイマー撮影が可能となるほか、ハンズフリーでのビデオ通話なども利用可能。折りたたんだ状態でもカメラを起動できる「クイックセルフィー」を搭載。撮影時は、メインカメラ横にある1.1インチの小型ディスプレイでカメラの映像を確認できる。
SoCは、Snapdragon 855+(2.9GHz×1、2.4GHz×3、1.7GHz×4のオクタコア構成)、RAM 8GB、ストレージ256GB、4G LTE/WiMAX2+サポート。カメラは、1200万画素の超広角カメラ、1200万画素のメインカメラを搭載。1000万画素のインカメラも内蔵する。バッテリーは3300mAhを搭載し、約110~120分で充電完了となる。接続ポートは、USB Type-Cを採用する。本体サイズは、オープン時で約167mm×74mm×6.9mm(最厚部7.2mm)、クローズ時で約87mm×74mm×15.5mm(最厚部17.3mm)。重さは183gとなる。カラーは、ミラーパープルとミラーブラックの2種類だ。
なお、KDDIでは、国内の通信事業者では初の残価設定型スマートフォン購入プログラム「かえトクプログラム」を発表。24回払いを条件に、購入機種の2年後の買取価格を残価(=最終回支払い分)として設定し、本体価格から残価分を除くことで23回の支払いまでの支払額を抑えるというもの。利用にあたって月額料は無料。KDDI以外のユーザーでも利用可能という。Galaxy Z Flipの場合では、2年後の価値を5万9760円に設定。それを差し引いた11万9600円を23回で分割(月々5200円)して支払うことができる。端末は、25カ月目にKDDIに返却すれば残債は不要に、引き続き支払うことで25カ月目以降も利用できる。
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