メリンダ・ゲイツ氏のVC、米IT業界のダイバーシティー促進に約55億円を投資へ

Erin Carson (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2020年01月29日 11時31分

 よりインクルーシブなテクノロジー業界の創出は、シリコンバレーの外で始まるのかもしれない。少なくともMelinda Gates氏の投資信託会社Pivotal Venturesはそうしたアプローチを取り、5000万ドル(約55億円)規模の新たな構想によって、全米各地でインクルーシブなテクノロジーハブを育成していく。プロジェクトの名称は、「Gender Equality in Tech(GET)Cities」だ。

Melinda Gates氏
Melinda Gates氏
提供:Angela Lang/CNET

 投資や起業支援を手がける企業としてGates氏が2015年に創設したPivotal Venturesは、今後5年間に3都市(2都市は発表されていない)で始動し、現地の行政、学術機関、企業、ベンチャーキャピタリスト、非営利団体を巻き込んで活動する。目的は、より多くの女性、特により多くの有色人種の女性がIT業界で働けるようにすることだと、Pivotal Venturesは米国時間1月28日に述べた。

 リストアップされた最初の都市はシカゴだ。Gates氏はシカゴについて、ますます増加するベンチャーキャピタル企業の拠点となっていることに加え、大手IT企業が目指す街でもあると述べた。いくつか例を挙げるだけでも、LinkedIn、Google、Salesforce.comがシカゴに支社を置いている。

 Pivotal Venturesは今回のGET Cities構想で、従業員の大多数を白人男性が占める業界を変えようとしている。Gates氏は2019年10月、米国における男女平等の推進のために、向こう10年間で10億ドル(約1090億円)を寄付することを約束した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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