Facebookはこれまで、同ソーシャルネットワークを利用中にプライバシーを管理する権限をユーザーに与える方針を示してきた。同社は米国時間1月28日、以前から約束していた通り、Facebook外でもプライバシーを管理できるようにするツールの提供を一部の国から全世界に拡大した。
最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、「データプライバシーデー」にあたる同日のブログ記事で、「Off-Facebook Activity」(Facebook外のアクティビティ)ツールをついに世界中でリリースすると発表した。このツールは、インターネット全体でFacebookがユーザーをどのように追跡するかを、ユーザー自身が管理できるようにするものだ。同氏は2018年5月にこの機能の導入を約束しており、当時は「Clear History」(履歴のクリア)ボタンと呼んでいた。
2019年8月のリリース以降、全世界での提供開始には時間がかかっていたが、このほどFacebookの月間利用者数にあたる24億人が利用できるようになったと、Zuckerberg氏は述べた。
Off-Facebook Activity機能は、履歴を削除するだけでなく、将来の追跡も無効にできる。したがって、Facebook上で延々とオンラインの履歴を消去し続けなければならない面倒はなくなる。
Off-Facebook Activityツールの目的は、Facebookの「プライバシー設定の確認」機能を補完することだ。この機能は、ユーザーがFacebook上でプライバシーを管理するための中核ツールとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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