電気自動車(EV)メーカー、X Electrical Vehicle(XEV)の開発した小型EV「LSEV」が、「XEV YoYo」となってクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。なんとYoYoは、ボディなどが3Dプリンターで成形されている。
YoYoのサイズは長さ2500mm、幅1500mm、高さ1575mm、総重量が750kgで、軽自動車クラスのL7セグメントに分類されるコンパクトな自動車。2人乗りという制約はあるが、小回りしやすく駐車場も見つけやすく、都市部での移動手段に適していそうだ。
ボディなどの部品を3Dプリントで作るため、デザインの自由度が高い。しかも、部品点数が少なくて済むので、軽量化や低コスト化といった効果も得られる。
安全性も考慮されており、金属製のフレームを採用。ドアインパクトビームなどの補強も施し、欧州の安全基準を満たしたという。ABSやエアバッグも搭載している。
モーター出力は7.5kWで、最高速度は時速70km。バッテリ容量は9.2kWhで、航続距離は150km。バッテリには家庭や充電ステーションで充電できるが、バッテリパックを丸ごと交換することも可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月6日まで。目標金額の50万ユーロ(約6101万円)に対し、記事執筆時点(日本時間1月21日13時)で約8万3000ユーロ(約1013万円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと16日ある。
YoYoの販売価格は7995ユーロ(約98万円)に設定されているが、このキャンペーンでは5999ユーロ(約73万円)から入手できる。
YoYoの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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