5Gネットワークにおける華為技術(ファーウェイ)の機器の使用を禁止するようにBoris Johnson英首相を説得するための最後の手段として、米国当局関係者らで構成された代表団が現地時間1月13日にロンドンに赴いた。Bloombergは今回の会談をよく知る匿名情報筋の話として、ファーウェイにネットワークにアクセスさせることによるセキュリティリスクを英国は決して軽減できないと、代表団は主張したと報じている。
ファーウェイは、スマートフォン出荷台数で世界第2位の地位にあるが、米国でのシェア拡大に苦戦している。米連邦捜査局(FBI)、米中央情報局(CIA)、米国家安全保障局(NSA)、米連邦通信委員会(FCC)、下院情報委員会といった米政府機関が懸念を表明していることがその理由の1つだ。米国はかなり前から、ファーウェイは中国政府と密接な関係にあるとし、そのようなメーカーが製造した機器は、他国や企業に対する諜報活動に使われる恐れがあるとする懸念を表明してきた。
しかし、Johnson首相はBBC Breakfastに対して14日、英国は「可能な限り最高の技術を利用する」権利があると述べた。英政府は、同国の次世代無線インフラが時代に取り残されることを懸念しているとみられる。
「ギガビットブロードバンドをすべての人が利用できるようにしたい。1つのブランドに反対する人がいるとすれば、その人はわれわれに代替製品を示す必要がある」と同氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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