アスラボは12月18日、多業種・複数店舗業態に対応するITツール「OKAMISAN」を宇都宮・オリオン横丁など同社が運営・プロデュースする「シェアダイニング」で導入すると発表した。
これまではOKAMISANをベータ版として展開してきたもので、全体的に操作性や機能性を向上させた正式版だ。
フードコートのような業態や同社の「横丁」といった一会計で複数店舗の料理を楽しめる業態での利用を想定しており、店舗プロデュースも込みでシステムを導入していくという。
また、シェアダイニングは、OKAMISANを導入したいデベロッパー・飲食店オーナーに向けた協業を積極的に展開する。価格は、案件ごとに相談という。
同社が運営する厨房を複数の料理人でシェアし、会計、ドリンカー、ホールスタッフなど店舗施設・人材をシェアリングする横丁は、鹿児島県や大分県、北海道などで展開しており、2020年には30カ所の開業を目指している。
OKAMISANは、同社が開発したシェアダイニングを含め、多業種・複数店舗業態から個店まですべての飲食店に対応するITツール。「店舗マネージャー向け機能(PC)」「料理人・ホールスタッフ向け機能(PC/Mobile)」「お客様向けセルフオーダーシステム(タブレット)」の3つで構成されている。
さらに、同社が運営・プロデュースするシェアダイニングやOKAMISANを導入した商業施設・飲食店において、世界各国の料理やドリンクの独自売上データを蓄積しており、属性別、時間帯別、和洋中などの業種別などのデータを機械学習・解析し、データマーケティングが可能だ。
同社によると、「個性あるバリュエーション豊かな店舗かつ、新鮮な料理人のメニューを入れたい」「一度に複数店の味を楽しんでもらいたい」「朝昼夜で料理人が変わりバリエーション豊かな食体験を提供したい」といったニーズに対し、大手デベロッパーとの協業が決まっているという。
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