Netflixは米国時間12月16日、米国以外の各地域での売り上げや会員数などの数字を示すデータを初めて明らかにした。会員数では、米国/カナダ(UCAN)地域が現在もNetflixの最大の市場だが、欧州/中東/アフリカ(EMEA)地域が第2位となり、急成長している。
Netflixはこれまで、米国外の会員数に関する詳細を明らかにしてこなかった。しかし、「Disney Plus」や「Apple TV+」といったライバルが成長するなか、こうしたデータや視聴者数の公表についてより柔軟に対応するようになった。
Netflixによれば、EMEA地域の有料会員数は、2019年9月末の時点で4740万人となっている。UCAN地域の6710万人より少ないが、前年同期比で見ると、EMEA地域が40%増という大きな伸びを示した。UCAN地域は6.5%増にとどまっている。
南米(LATAM)地域は第3位の市場で、会員数は前年同期比で22%増加し、2940万人となった。アジア太平洋(APAC)地域は会員数が1450万人と最も規模が小さいが、53%という高い伸び率を記録している。
UCAN地域は会員1人あたりの売り上げが最も高い地域でもあり、有料会員1人につき毎月平均13.08ドル(約1400円)を稼ぎ出している。EMEA地域は10.40ドル(約1100円)、LATAM地域は8.63ドル(約950円)、APAC地域は9.29ドル(約1020円)だった。
Netflixは、2020年1月に発表予定の2019年度第4四半期の決算報告より、このような地域ごとの売り上げや会員数を公表する予定だ。これに先立って、Netflixは16日、過去3年の地域ごとの数字を示した資料を米証券取引委員会(SEC)に公開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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