「Google検索」のモバイル版で、米国のユーザーが特定のニューストピックを探す際に、トピックに関連する記事のカルーセルが表示されるとともに、新たにその他の関連記事も確認できるようになった。
「Top Stories」(トップニュース)に関連する記事は、カルーセルの各メインカードの下にさらなるカードで表示されるようになっている。Googleによると、この機能により、ユーザーはより詳細な情報を得た上で、どの記事をクリックするかを判断できるようになる。
Googleはブログ記事で次のように説明している。「新たな構成では、それぞれの話題について、最も新しい記事だけでなく、質の高いコンテンツ、そして多様な発信元の記事に割り当てられるスペースが広くなり、その日のニュースの前後関係を把握したり、視点を広げたりしやすくなる」
Googleは先ごろ、新たな機械学習技術「BERT」で生成したモデルによって、「Google検索」が、クエリーを入力している人の探しているものを理解する能力を向上させていることを明らかにした。
BERTは、「Bidirectional Encoder Representations from Transformers」の略称だ。米国で英語による検索クエリーの約10%を処理するために使われているという。
Googleが、「ニュース記事に関連する人、場所、物をマッピングし、それらの関係性を引き出す」ために新たに開発した「記事を理解する技術」を実現する上で、同じBERTモデルが利用されている。
このようなマッピングの目的は、ニュース記事のグループを作成し、Googleが検索サービスで試みているように、ユーザーが質問してから答えを得るまでの時間を短縮できるようにすることだ。米国時間12月11日より、米国で英語を利用するユーザーはモバイルデバイスでこの機能を利用できるようになっている。数カ月中にさらなる言語や地域で展開していくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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