「Windows 10 20H1」新プレビュー、「クイック検索」を日本でも利用可能に

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2019年12月13日 10時21分

 Microsoftは米国時間12月10日、「Windows Insider」の「Slow」および「Fast」リングのテスター向けに「Windows 10 20H1」のプレビュービルド「Build 19041.1」をリリースした。

 来春の大型アップデートの完成を間近に控えているため、新機能が発表される可能性は低く、同社は大きな変更のない20H1ビルドをSlowとFastのテスターに公開し続けている。

 同社は4日に発表した別のプレビュービルド(Build 19035)でも新機能を追加せず、「Microsoftストア」経由でアップデートできる「メモ帳」の配信をしないことを明らかにした。

 同社は今回のプレビュービルドで、検索ホーム画面で提供している「クイック検索」の提供地域を拡大した。この機能は、ウェブ検索を素早く行うためのものだ。

クイック検索
クイック検索
提供:Microsoft

 米国で11月から限定的にテストされており、日本のほか、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、メキシコ、スペイン、英国のユーザーも利用可能になった。

 米国限定のトライアルでは、検索ホーム画面に「天気」「トップニュース」「今日は何の日」「新しい映画」の4つのボタンを追加して、ウェブ検索を素早くできるようにしていた。Microsoftによると、これら4つのボタンうち、国によって2〜4つが表示されるとのこと。

 利用するには、タスクバーにある検索ボックスをクリックするか、「Windowsキー+S」を押してSearch Homeを開く。

 この機能はサーバー側の変更で提供されるため、対象地域であれば「Windows 10 version 1809」から20H1までのユーザーが利用できる。

 Microsoftは本ビルドで4件のバグを修正した。そのうちの1つは、Insiderプログラムのユーザーが新しいビルドにアップグレードしようとすると、ロールバックが起こるというものだ(エラーコード0xc1900101)。

 また、デバイスから別のアカウントにログインしようとすると、クラッシュしていた問題にも対処した。ほかには、一部の「Office」アプリにおける日本語IMEのバグと、「Common File Dialog」を開いた後にWin32アプリをアイドル状態にすると、CPU使用率が高くなってしまう問題を修正した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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