パナソニック、半導体事業を台湾企業へ譲渡--空間認識、電池応用技術にリソース集中

 パナソニックは11月28日、半導体事業を台湾のNuvotonTechnologyに譲渡すると発表した。イメージセンサなどの「空間認識」技術と、バッテリーマネジメント用ICやリチウムイオン電池保護回路用MOSFETなどの「電池応用」技術にリソースを集中する。

 NuvotonTechnologyは、台湾に本社を置く半導体企業であるWinbondElectronics傘下の企業。株式資産譲渡契約を結び、2020年6月をメドに事業を譲渡する。

 パナソニックでは、2014年4月に北陸工場の半導体ウェハ製造工程を、イスラエルの半導体ファウンドリ企業タワーセミコンダクターとの合弁会社に移管。同年6月にはシンガポール、インドネシアとマレーシアに保有していた半導体組立工場を、香港に本社を置くUTACマニュファクチュアリングサービシーズへ譲渡するなど、国内外拠点の統廃合を進めており、アセットライト化による事業リスクの低減を図り、競争力の強化に取り組んできた。

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